先週脇本さんのフォイル講座があったので、材木座に住んでいる会社のWaverの連れとフォイルをやってみようということになった。
フォイルをやるには自己流でやらずに、しっかりとレッスンを受けた方がいいと脇本さんの勧めに従い、連れの馴染みのLocusさんにお世話になった。
連れの飛んでいる勇姿。

Locusさんはかなりフォイルに力を入れていて、そのノウハウを実践の前に色々と聞く。
今回のフォイル群。

ハード面ではボードとフォイルの相性、特にフォイルの位置とジョイントの位置関係が重要とのこと。
この組み合わせではディープタトルの前側ネジ位置とジョイント中央との寸法を108cmにするとのこと。

これが2cmでもズレると飛び難くなり、本人のスキル以前に問題になるとのことで、このボードのジョイント位置関係を最初にチェックするが凄く重要とのメッセージを受けた。
またボードはヒールを押させるために幅広のボードであることに越したことがないが、80cm以下でも問題ないとの意見。
持っているボードでフォイル用にディープタトルに強度を増して変更するのも有りとのことで、これは一理あるなと。
さて今回使用したボードとフォイルの組み合わせはこれ。

セイルは自分が手持ちの7.1㎡、連れが6.0㎡。
昨日のコンディションは、昼の微風から午後3時頃に掛けて周りが8㎡台で走るところから7㎡台で走るコンディションで、フォイルとしてはそのセイルサイズにて微風からオーバーまで体験した。
まずはフォイル付きボードを浜まで運ぶのに結構重く、一苦労。
そしてビーチからフォイルが海底に付かない位置まで持って行くのに一苦労。
潮が上げている時間帯で材木座の少し遠浅のコンディションゆえの大変さか。
さて、特に注意を受けていたのは、フォイルに足をぶつけて怪我するのが、ランチングの時と、ボードから意識せずに降りる時ということだったが、確かに何回と後ろのウイングに足をぶつけた。
なので、最初はブーツを履いた方がいいとのレクチャーを受けたのはその通りだった。
まずはセイルアップから。
これが初日の洗礼で、普段使わない筋肉をセイルアップにて酷使されることになる。
最初は、飛ばすに普段のウインドの走りから実施して欲しいとのことで、それをやりながら少しずつパンピングして引き込んでみると、スッと浮いてくる。
引き込み過ぎるとさらに浮いてきて、ヤバイやばいとセイルを開いてボードをフラットにしようと微妙な調整を試みるが、引き込み過ぎるかパワーオフしてそのままドーンと派手に落ちる時もあった。
最初はどちらかというとラフし過ぎる傾向があったので、中盤からセイルを開くというよりもマスト手を前に出すような感じでボードをフラットに保つことが少しづつ出来るようになってくる。
脇本さんから浮いたら前足荷重でコントロールしてボードをフラットにと教わったが、最初はセイルコントロールでいっぱいいっぱい。
でも少しづつコントロール出来て、飛んでいると確かにボードの海面を叩く音がスッと無くなり、気持ちいいと感じたいところだが、微妙なセイルコントロールを気を抜かずにずっとやっているので、そんな余裕は無い。
その他気づいたこととしては、方向転回は最初はタックのみとのことだったが、フォイルのマストの面積が広いために、本当にボードが回ってくれない。
あと、ウォータースタートは普段と同じに出来るが、これもフォイルに足をぶつけないようにと気をつけなければならないと感じた。
それから風がオーバー気味になり終了。
足はガクガクで、普段しないセイルアップを何回もしたことと、ハーネスを使わずに常にセイルをホールドしてコントロールしていたので普段使っていない腕の筋肉がブルブル、連れとホントに疲れたなと、同じ境遇だと顔を見合わせた。
まだ成長開発段階のフォイルだが、今後レース系の方々の方向と、アマチュアセイラーの楽に気持ち良く微風で乗る方向とに分かれていくようだ。
将来的には微風から中風域で8㎡以上のデカセイルで踏ん張りながら歯を食いしばってスラルームをすることが、もしかしたら無くなるかもしれないということさえ感じた次第である。
長々とした文章にて失礼しましたが、初フォイルの印象をなるべくお伝えしたく。
やはりフォイルはウインドと違う世界だと、その入り口を少しだけ感じた次第である。
そしてこの後、夜の材木座のスローライフの飲みに突入していったのであった。
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